更新日 22.12.27

ご挨拶    顧問(校長) 鈴木修市

顧問写真  同窓会の皆様には、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

 創立以来、脈々たる伝統を受け継ぎながら、多くの地域農業の後継者と地域産業の担い手を育成し、本年度創立72年を迎えることができました。これも、母校の教育活動にご理解と多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
 さて、現在も新型コロナウイルス感染症収束の見通しが立たない状況ではありますが、生徒たちは、今までの先輩たちが遺してくれた伝統を継承しながら、校歌にある「求学の道たゆみなく 鍛える庭に喜びと 心に燃ゆる理想あり あすの光をめざしつつ 共に励まん農の道」という歌詞のとおり、自らの目標にむかって、可能性を高めるべく、日々の学習活動、特別活動、部活動等に意欲的、主体的に取り組み、充実した学校生活を送っています。本年度も、昨年度の引き続き、愛知県教育委員会の支援を受け、新たな農業経営にチャレンジできる後継者の育成を目指し『あつみ次世代農業創出プロジェクト』(令和2年からの5年間プロジェクト)に取り組んでいるところです。この中で、昨年度は地域の関係機関の多大なるご協力もあり、和牛甲子園での最優秀賞、「農林水産省 未来につながる持続可能な農業推進コンクール(GAP部門)」において農林水産大臣賞という2つの日本一という輝かしい、大きな成果を収めることができました。このように、本校は次々と新しいことにチャレンジをしています。本校の伝統と使命を大切に継承しつつ、時代の変化や社会の要請にアンテナを張って、社会が求める人材育成に向けた挑戦を続けているところです。私たち教職員は、「農高」だからできること、「農高」でしかできないことを追求しながら、生徒たちのチャレンジを応援していきたいと考えています。生徒が新しいことにチャレンジするためには、そのための勇気と意欲を奮い起すことができる環境が必要です。生徒の保護者や私たち教職員に加えて、母校の後輩たちの健やかな成長を願う同窓生の皆様の温かな思いが、そのような環境づくりにつながるのではないかと思います。
 今後とも、校章「働蜂」に込められた校訓である「聡明なる勤労」(単なる労働ではなく、身に付けた知識・技術に裏付けされた理解力と判断力を活用し、地域社会へ貢献できる人間性溢れる働きができる)のもと、教職員が一丸となって教育活動の充実をはかり、地域に信頼され、愛される学校として、地域の農業、その他の産業、自治、文化・スポーツの進行に寄与できる人材の育成に努めていきたいと思います。
 おわりになりますが、本校同窓会の益々の発展と会員の皆様のご活躍、ご健勝を祈念しますと同時に、これからも母校の教育活動への物心両面からのさらなるご支援、ご協力を賜りますことをお願い申し上げます。  

 
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